1954-10-11 第19回国会 衆議院 農林委員会 第72号
そこでいろいろの要請もして、またいろいろの項目にわけてその関係のいろいろのことをやつて行きたいのですが、時間もございませんし、農林大臣もお忙しいようですから、特に潮の問題からいつて一、二ぜひともお願いしておきたいことは、表面的には非常に見えにくい状態なんですが、その内実は、今言つたように土地そのものを非常にかえるものですから、この問題に関しまして、この沿岸地に対する種いもの購入代金あるいは沿岸地の石灰購入
そこでいろいろの要請もして、またいろいろの項目にわけてその関係のいろいろのことをやつて行きたいのですが、時間もございませんし、農林大臣もお忙しいようですから、特に潮の問題からいつて一、二ぜひともお願いしておきたいことは、表面的には非常に見えにくい状態なんですが、その内実は、今言つたように土地そのものを非常にかえるものですから、この問題に関しまして、この沿岸地に対する種いもの購入代金あるいは沿岸地の石灰購入
貨物につきましては、北海道が秋冬繁忙期でいろいろ種いもその他が出まわりますので、これらの輸送に対してある程度の抑制になつておりますが、大体五千トン近くは運べるのではないか。さらにこの十日ごろには、六千五百トン程度のものは運べるような態勢に持つて行きたいと考えております。
それからばれいしよにつきましても光に当てるというふうな栽培法がとられておるようでございますが、これはすでに十数年前に、やはりミチユーリン農法が問題になりました当時に、前の北海道の農事試験場で、北海道大学の農学部長をやつておりました島博士が十分検討いたしまして、それは浴光栽培というふうな形で、種いもを処理するというふうなことによつて相当増収が得られるという結果が出ておりますので、その点は成績にも出ておるという
○政府委員(塩見友之助君) 種「いも」の検査につきましては、圃場の検査と、それからもう一つはやはり圃場で検査したものを果して出荷しておるか、それとも検査合格でないものを出荷しておるかという二つの検査が一番重要な影響を持つて来るかと考えておるわけです。
○白井勇君 私は水稲は勿論そういうことだと思いますが、更にもつと広い範囲でですよ、例えてみますれば、「いも」類を捉えてみましても、北海道の種「いも」は今食糧や蔬菜に流れているが、ああいうものをもつと積極的に来年の増産のために種子として確保する措置をとるとか、ただ今年災害をこうむつたから、その種子がないから困るというような、単にそのための種子じやなしに、もつと積極的に来年の食糧を殖す、「じやがいも」の
これらも遊んでおると言つては語弊がありますが、そういりような人たちを圃場検査のほうにお廻しになれば、そういうことがなくて、而もそれと関連した種「いも」検査との証明と一致すれば、そういう危険がないのじやないか、ただでき上つた「いも」だけを検査しておるから、バイラスの付いたものをそのまま売ると、こいうふうに思うのであります。こういうようなことについての御見解もこの際併せて伺いたい。
松浦 定義君 鈴木 一君 野本 品吉君 事務局側 常任委員会専門 員 安楽城敏男君 説明員 農林省農林経済 局統計調査部長 安田善一郎君 農林省農業改良 局長 塩見友之助君 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○農林政策に関する調査の件 (種いもに
○委員長(片柳眞吉君) 私から種「いも」の問題で、北海道に視察に行つて特に感じた点でありますが、先ほど河野さんから言われたように、種「いも」が食糧用のほうにどんどん流れるという状況であります。そこで農林省で今年の凶作対策として、来年の麦なり、馬鈴薯を増産するというふうに当然なろうと思いますが、早く手を打たないと、折角の種「いも」が確保できないという事態を痛感して参りました。
北海道としては、食糧いもとして供給しても一向差支えがないような場合にも、全国の食糧事情その他の関係から、種いもとして出しておる。こういうような関係から、私は、種子としてのじやがいもをとり上げることは却つて遅きに失しておる。
私と同じように農林大臣は世田谷にお住まいでございますから、この問題はすでにお耳に入つたことと思いますけれども、この国営検査済の票紙の貼布されてあるところの種いもをまきつけて、そうして七割ないし八割、所によつては全滅というような病害をこうむるというような検査は、一体われわれにはどうしても納得が行かないのですが、事務当局の説明によれば、まことに貧弱なる検査機構をもつてやつている、従つてどうもこういう問題
これが東京都下という所の気候、風土、土質等によつて病気が起るのだというような問題があるとするならば、これは調査の必要はございますけれども、そういうことによつて、この種の病気は起るのではないので、種いもに病菌さえなければ、こういう病気は発生しないのでございますから、この点の調査の必要は私はないと思います。
これは北海道から種いもに付着して来た病菌が、こつちで繁殖したというように私は聞いております。それからまた市販の価格と系統団体の種いもの価格とは非常に違つておるのであります。種いもの価格が、系統団体を通したものは千二百円、それから市販のものが九百円というように、非常にここにも差があるようなわけでありまして、また検査した当時における検査票のつけ方等においても、いろいろ問題があると思います。
○河野(謙)委員 責任ある説明を願うと同時に、政府自体も、現在の検査法についての、特に毎年繰返されるばれいしよの種いものいろいろな被害については、現行法では不備の点は十分わかつておられるわけでありまするから、次会に説明されると同時に、現行法における不備の点については、来るべききわめて近い機会に、こういうふうに改正する、そうして政府の責任の分岐点をはつきりするというような用意をもつて当委員会に臨んで、
今回これが自由になりました場合、今井上さんかお尋ねになりましたように、種いもの場合の特殊性より考えて、検査当時における品質の保障というだけでなく、特に種いもの場合には消費する農家の手に渡るまでの間、何らか別途の方途を講じないと、今後これを繰返すだけだと思うのです。それについて現在の検査法においては、種いもの場合は、別途の何か政府はどこまでの責任を持たれるという分岐点がありますか。
○大澤説明員 ただいまお話がありましたように、私どもも北海道からの種いもを使つたということによつて、東京都下にバイラスの非常にひどい被害が起きておることを聞いております。
これを種いもだといつて配付している。この取締りは一体どうなさるのですか。そうしてはなはだしきに至つては、農業協同組合以外の商人筋でやつたものについては、一俵の票箋一枚が三十円から五十円のやみ相場で動いた事実もある。われわれも聞いておるのです。現実に北海道の人が言つているのです。一体そういうでたらめの格付検査というものがありますか。一体検査の権威がどこにあるか。この点について対策はどうですか。
その普通の検査でも困難なものが、種いもの格付検査になりますと、さらに困難になつて来ると思う。従つてこれは知事が委託を受けた、だから直接の責任は道にあるとおつしやつても、その検査官が事実検査の衝に当つているわけですから、これでは不十分だということになれば、検査員の素質の向上というような、さような抽象的なことでは私は満足できません。もつとこれに対する具体的な対策が打出されなければならぬと思う。
○衆議院議員(坂田英一君) 大変いろいろお叱りを受けたような気がいたしておるわけでありますが、この馬鈴薯の種子の問題について、病気の問題が非常に重要でありバイラスその他非常に重要な問題でありますので、これらの問題は徹底的に政府に向つて要望して、我々は引続き完全な種いもの供給という問題に努力いたしたいと存じておるのでありますが、この法案の中に馬鈴薯の種子の員題は一応取入れなかつたわけでありますが、これは
四、米麦の種子及び種いもについて は、その消毒が普く徹底的に励行 されるよう適当な措置を講ずる こと。 五、農薬及び防除用器具機械等防除 資器材の生産に必要な低利資金及 び原料の確保に関し適当な措置を 講ずること。 なお、資金及び原料の現状にかん がみ、この措置は、速急強力に実 施すること。 以上であります。
○三橋八次郎君 その次の問題は、経費が非常に少くて、而も簡易な方法で、基礎的に効果の挙りますところの種子の消毒、種いもの消毒の問題でございます。これは御承知のように農村指導に当つて見ればよくわかりますように、補助とか助成とかがあるときは一生懸命になつてやりますが、それがなくなりますと、殆んどそれを忘れたかのことくになつてしまうというような事柄が多いのであります。
○森国務大臣 ばれいしよの種いもの買上げを中止いたしましたが、これは農家、協同組合が直接手に入れておるということも、昨年の事実にはあるのでありまして、政府といたしましては、総合用として一億三千万貫を予定しておるわけであります。
それでありますから、政府が来年度のいもをはつきりしなければ、種いもの貯蔵もわからないというような、そういうあやふやな農業経営を今日指導せられておるものではない。農業経営に対しては、相当計画的な経営を指導されて今日まで来ておるのではないかと考えております。
この点は次年度の種「いも」の確保の上からも政府の重大なる怠慢と申さねばなりません。今や「いも」類の統制撤廃の風説は、農村全体に対しまして極めて深刻なるところの影響を與えております。
なぜならば、今は、ばれいしよの種いもの準備時期であります。また、かんしよにおきましては、昨年度のように、工業用のものと食用のものと同じような立場でつくつたものが、供出前になつて非常な値開きになつておる。こういうことであるならば、かんしよにおきましては、今のうちから品種をとりかえなければならぬ。
発芽力を持つている、われわれの方で言えば十月の末から十一月の初めに堀らなければ、これは種いもにはならない。ところが市場に出すもの、あるいは自分で食うものは、長く置くほど糖分が増すから、非常に食いよい。ところがこれは貯蔵力がない。今日のいもの扱い方を見ると、掘つて盛んに蒸発最中のものを、すぐ俵に詰めて一箇所に積み上げるのだから、どんなことをしたつて腐る。この点に大きな落度があるのではないかと思う。